石﨑社長の受験から、社員の学びを支える関係へ ~約20年間、資格取得を支え続ける日建学院・木戸隆氏~

「おうちPARK・共に創る人」では、職人や協力会社、取引先など、当グループと関わる人に話を伺います。関係がどのように始まり、双方の働き掛けによって何が変わったのかを、一人ひとりの経験と判断、言葉から記録します。
日建学院(運営:株式会社建築資料研究社)川越校 ライセンスアドバイザーの木戸隆氏は、当グループと約20 年間にわたり関わってきました。石﨑社長の受験当時から現在の社員の資格取得への取り組みを見てきた木戸氏に、おうちPARKグループとの関係の変化について聞きました。
1.創業期に宅建の資格取得を目指した石﨑社長との出会い
木戸氏と石﨑社長が出会ったのは、今から約20年前、おうちPARKグループが創業して間もない頃です。
石﨑社長は経営者として事業を軌道に乗せるために奔走する一方、自らも宅建士の資格取得を目指すことになります。
不動産会社が店舗を運営するためには、法律で定められた要件を満たす必要があります。
宅地建物取引業法は、宅地建物取引業法は、宅地建物取引業者に対し、事務所ごとに所定数の専任の宅地建物取引士を置くよう定めています。
つまり、宅地建物取引士は、不動産取引における専門知識を持つだけでなく、不動産会社が店舗を運営していくうえでも欠かせない存在なのです。
石﨑社長は「不動産業を経営するうえで、宅建士の資格を持った社員を常に雇用していないといけないことは、大きなリスクにつながる」と考え、創業期の多忙な日々の中で、仕事と勉強を両立できる資格試験の予備校を探しました。仕事を終えてから通学することを考え、選んだのが、所沢駅近くにある日建学院でした。
そこで資格取得のアドバイザーとして関わったのが、木戸氏です。
当時の石﨑社長は、宅建試験に向けて、並々ならぬ意欲を持って勉強に取り組んでいました。
石﨑社長は「宅建の試験は、50点満点で一発合格するという気持ちで勉強した」と振り返ります。
その目標を掲げ、経営者としての仕事の合間を縫いながら、勉強を重ねていました。
木戸氏によると、石﨑社長は日建学院の模擬試験でも、毎回1位、2位を争うほどの成績を収めていたといいます。
そして迎えた本試験。
石﨑社長は50 点満点中44 点という高得点を取り、初めての受験で合格しました。
満点という目標には届かなかったものの、創業期の多忙な経営者としての仕事と勉強を両立させ、資格取得という目標を達成しました。
この経験は、石﨑社長自身が資格取得の重要性を実感する機会となり、その後、社員の学びを支援する会社づくりへとつながっていきます。
そして、木戸氏との関係も、石﨑社長個人の資格取得支援から、社員一人ひとりの成長を支える関係へと広がっていきました。
2.会社の成長とともに変化した資格取得への取り組み
創業して間もなく、石﨑社長自身が仕事と勉強を両立させながら宅建資格を取得した経験。
その学びへの姿勢は、会社の成長とともに、社員の資格取得を積極的に支援する取り組みへと広がっていきました。
現在、当グループは不動産仲介、建築、リフォームなど、住まいに関する幅広い事業を展開しています。
木戸氏は、創業から22年を迎えたおうちPARKグループの成長と変化を、資格取得支援という立場から見続けてきました。
木戸氏は、新入社員の資格取得に対する意識にも変化を感じています。
「おうちPARKグループの新入社員研修では、宅建資格取得について説明する時間をいただいていますが、その段階から、他社と比較して資格取得に対する意欲が高い」と木戸氏は話します。
そして、現在のおうちPARKグループについて、次のように話します。
「資格取得に対して先輩社員の理解があり、後輩をサポートする仕組みがしっかりできています。年々、その取り組みがレベルアップしているように感じます」
特に印象的なのが、宅建試験の直前期における会社の対応だといいます。
「宅建の試験直前期に、ここまで通学の時間に配慮してくれる会社は少ないと思います。だからこそ、合格率も高いのでしょうね」
資格取得を推奨するだけではなく、社員が実際に勉強できる環境を整える。
かつて、創業期の石﨑社長が、経営者としての仕事と勉強を両立させながら資格取得に挑戦したように、現在では社員一人ひとりが仕事と学びを両立できる環境づくりが進められています。
木戸氏は、こうした取り組みが長年にわたる積み重ねによって、組織の中に定着してきたことを感じています。
3.「18時に仕事を終えられる」宅建受験生を支える職場の理解
実際に、2026年の宅建試験合格を目指して勉強していた若手社員に、試験前の職場の対応を聞きました。
「宅建の試験1カ月前の9月下旬になると、店舗として18時に仕事を終えられるように配慮してくれます。おかげさまで、19時からの授業に出席できています。本当にありがたいです」
不動産仲介の営業現場では、お客様との商談や物件案内、契約準備など、日々さまざまな業務が発生します。
その中で、資格取得を目指す社員が勉強時間を確保するためには、本人の努力だけではなく、上司や周囲のスタッフの理解と協力が欠かせません。
資格取得を目指す社員を、店舗全体で支える。
その姿勢は、会社が掲げる教育方針を、現場での具体的な行動に移している一例といえます。
4.資格取得は、お客様からの信頼につながる
木戸氏は、宅建士の資格取得者が多いことを、会社にとって大きな価値と考えています。
宅建士は、不動産取引において重要な役割を担う国家資格です。
例えば、不動産の売買契約などに先立って行う「重要事項説明」は、宅建士が行わなければならない業務です。
物件の権利関係や法令上の制限、契約条件など、お客様が安心して取引するために必要な情報を、正確かつ分かりやすく説明する責任があります。
木戸氏は、宅建士の資格取得者が多いことのメリットについて、次のように話します。
「資格を持っている人が多い会社は、重要事項説明の際にもトラブルが少ないと感じます。なぜなら、専門知識を身に付けた人が多く、お客様に適切な言葉で説明できるからです」
もちろん、資格を取得していることだけで、営業担当者の能力や信頼性のすべてが決まるわけではありません。
しかし、お客様にとって住宅購入は、人生の中でも大きな決断の一つです。
専門知識を身に付け、それを分かりやすく説明できることは、お客様の不安を軽減し、信頼関係を築くうえで、重要な要素となります。
5.社員の資格取得を支える職場
2026年3月現在、株式会社アークレストは、全正社員の62.2%が宅地建物取引士証の交付を受けています。
宅地建物取引業法では、事務所ごとに業務従事者5人につき1人以上の専任宅建士を配置することが義務付けられています。
アークレストは、社員一人ひとりが専門知識を身に付け、お客様から信頼される存在となることを目指し、資格取得を積極的に支援しています。
その背景には、社員本人の努力だけでなく、資格取得を目指す仲間を支える職場の理解や、日建学院による長年の支援があります。
創業期に宅建資格の取得を目指した石﨑社長との出会いから、木戸氏との関係は社員の資格取得支援へと広がってきました。
その時に始まった学びへの取り組みは、会社の成長を経て、今では多くの社員が資格取得に挑戦し、互いに支え合う組織の文化へと広がっています。
