勉強会後の中期経営計画書作成会議

―「判断を形にする」ための実践の場―

前編では、荒木先生の広報・PR勉強会を通じて、「ニュースルームとは何を残す場所なのか」「記事とは判断の痕跡である」という視点を学びました。
では、その学びは、実際の経営の現場でどのように活かされるのか。

後編となる本記事では、勉強会直後に行われた中期経営計画書作成会議に焦点を当てます。
学ぶだけで終わらせず、考え、決め、言葉と数字に落とし込む――。
「判断を残す」という考え方が、どのように経営計画へとつながっていったのか。そのプロセスを、会議の様子とともにお伝えします。
荒木先生による広報・PR勉強会が終了した後、小休憩を挟み、そのまま中期経営計画書作成会議が開催されました。
前半の勉強会では「判断を残すとはどういうことか」を学んだ直後ということもあり、会議室には程よい緊張感と集中力が漂っていました。学びをそのまま“考える”から“決める”へと移す、重要な時間の始まりです。

目標は「2月23日完成」――各自が持ち寄った中期計画

今回の会議の明確なゴールは、2月23日中に中期経営計画書を完成させること
そのため、この日の会議に向けて、参加メンバーそれぞれが「自社・自部門として」「自分自身として」考えた中期経営計画を事前に作成してきました。

数字、組織、人材、出店計画。同じ会社を見ていても、立場や視点が変われば、描く未来像は少しずつ異なります。だからこそ、この会議は「すり合わせ」ではなく、「意見を出し切る」ことが大切にされました。そして、決断することです!

会議は始まる前から始まっている

今回の会議準備を担ったのは、経営企画室の佐野。
前職時代、毎月お客様のもとへ足を運び、経営者・経営幹部の方々と一日かけて経営戦略書を作成する会議の進行役・アドバイザーを務めてきた経験があります。その経験が、今回の会議運営にも活かされました。

事前に、会議メンバー全員が作成した資料を一つに集約。
さらに、会議のアジェンダと議事録フォーマットを作成し、事前に共有しました。
「会議は始まる前の準備で8割決まる」。その言葉を体現するような段取りが、当日の議論をスムーズに進める土台となりました。

5年後の会社を、数字と言葉で描く

会議の中心テーマは、「5年後のおうちパークグループの姿」です。
売上、粗利益、営業利益はいくらを目指すのか。その時、会社には何人の社員がいて、どのエリアに出店しているのか。数字だけを追いかけるのではなく、「その状態を実現する会社でありたいか」という問いも、何度も投げかけられました。

楽観的な意見もあれば、慎重な視点もある。
一つの案に対して、「追加すべき点」「削除した方が良い点」が次々と挙がり、議論は自然と活発になっていきます。そのやり取りを、議事録担当の丹羽さんが丁寧に書き留めていきました。

意見が出る会議は、良い会議

印象的だったのは、役職や立場に関係なく、誰もが意見を出していたことです。
「ここはもっと踏み込んだ表現にした方がいい」「この数字は挑戦的すぎるのではないか」「この計画には、うちの強みが表れている」。
そうした意見が飛び交い、その場で決めるべきことは決め、迷う部分は持ち帰る。会議はテンポよく進みました。

これは、午前中の勉強会で学んだ「判断を残す」という考え方が、すでに共有されていたからこそ生まれた空気だったのかもしれません。

最後は、代表からのメッセージ

会議の最後には、石崎代表から全社員に向けたメッセージが示されました。
内容の詳細は控えますが、中期経営計画を実現させる上での覚悟と責任について、率直な言葉で語られています。

「この計画を実現する責任は、すべて社長である自分が取る。だからこそ、社員一人ひとりには自主的に学び、どんどんチャレンジしてほしい」。
そのメッセージは、会議室にいた全員の胸に、まっすぐ届いたように感じられました。

「やらされる計画」ではなく、「実現したい計画」へ

こうして、心から実現させたいと思える中期経営計画書が完成しました。
数字を並べただけの計画ではなく、判断と想いが込められた一冊。
この計画書は、これからの5年間、おうちパークグループが何を大切にし、どこへ向かうのかを示す指針となります。

勉強会で学び、会議で考え、言葉と数字に落とし込む。
この一連の流れそのものが、私たちの「判断を残す」実践だったのかもしれません。

次にこの計画書を読み返す時、今日の議論や迷い、決断の瞬間を思い出せるように。
そんな願いを込めて、今回の会議は幕を閉じました。

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