ニュースルームを「更新の場」から「判断の場」へ

■ 遥々、横浜・青葉台から新所沢へ
毎月1回、おうちパークグループでは広報・ブランディングに関する定例勉強会を開催しています。講師を務めて頂いているのは、**株式会社AGENCY ONE**の荒木代表。 株式会社AGENCY ONE会社概要
今回は事務所がある横浜市・青葉台から、新所沢本社まで足を運んでくださいました。オンラインが当たり前になった今だからこそ、同じ空間で言葉を交わし、空気を共有しながら学ぶ時間は、私たちにとって非常に濃密なものとなりました。

■ AGENCY ONEとは ― 言葉と判断を整える存在
AGENCY ONEは、企業の広報・ブランディングを「表現」ではなく、「判断と思想」の積み重ねとして捉えるプロフェッショナル集団です。
単に“良く見せる”のではなく、「なぜ、その行動を選んだのか」「どんな迷いがあり、どう決めたのか」といった背景を言語化し、企業の履歴として残していく。そのスタンスは、私たちがニュースルームで目指している在り方と深く重なっています。
■ 今回のテーマは「情報・魅力・記事の違い」
今回の勉強会のテーマは、「ニュースルームにおける情報・魅力・記事とは何か」。
日々の業務の中には、事実や出来事、数字やお知らせといった“情報”が溢れています。また、それらが人に伝わり、「良さそう」「信頼できそう」と感じてもらえた瞬間には“魅力”が生まれます。特に、弊社が生業としている不動産業、リフォーム業、建築業の仕事はお客様が知らない、あまり見ることのないある意味泥臭い仕事がたくさんあります。このような泥臭い現場での仕事が仕事の「舞台裏」となり、魅力的に伝わりやすいようです。

しかし、ニュースルームに本当に残すべきものは、その先にある“記事”。
「何が起きたのか(事実)」
「どう感じ、どう迷い、どう判断したのか(感情)」
「なぜ、そう判断したのか(意味づけ)」
この3つがそろって初めて“判断の痕跡”としての記事になる――そんな整理を、改めて全員で共有しました。
■ 後半は、実践レビューの時間
後半の時間帯では、広報担当の佐野がこの1か月間で投稿してきたニュースルーム記事を、参加メンバー全員でチェック。
大きく方向を外してはいなかったようで、一同ほっと一安心。ただその一方で、「実は記事をちゃんと読んだことがなかった」という役員・幹部がいたのも事実です。
「まぁ、そんなもんでしょう」と笑い合いつつも、ニュースルームを“一部の人のもの”にしないために、どう関わっていくかを考える、良いきっかけにもなりました。
■ 各部署から「記事の種」を出す仕組みへ
勉強会の最後には、具体的なアクションも決定しました。
各部署から1人につき4件以上、今後1か月以内にニュースルームの記事になりそうなテーマや出来事を、佐野へ提出することに。これにより、記事のネタが自然と集まり、広報が“書く人”ではなく“編集する人”として機能していく流れが生まれつつあります。私は幸いにして、経営者である社長、専務とコミュニケーションを取りやすく、活動しやすい環境に身を置いていますので、さらに広報業務に参画してくれる役員・幹部がいることは本当に心強いです。

■ 50本の記事、その先にあるもの
私に課された目標は、2月28日までに50本の記事を投稿し、3月1日のニュースルーム一般公開に備えることです。ただ数を積み上げることが目的ではありません。判断が残り、背景が語られ、未来の誰かが読んだときに「なるほど」と思える記事を、どれだけ残せるか。その質が問われています。
■ ニュースルームは、未来への手紙
ニュースルームは、今の私たちが未来の誰かに向けて書く“手紙”のようなもの。
なぜこの会社は、この判断をしたのか。
なぜこの行動を選んだのか。
その答えを、感情とともに残していく場として、これからも少しずつ、丁寧に育てていきます。
毎月1回の勉強会は、そのための大切な「立ち止まる時間」。そして、広報業務の改善⇒レベルアップを図る場です。広報を個人のスキルではなく、組織の力にしていく――そんな一歩を私達は確実に踏み出しています。