おうちのリフォーム マーケティング勉強会~第2弾~

若手社員も方針づくりに参加

おうちPARKグループの株式会社おうちのリフォームでは、2026年8月20日、若手社員を中心としたマーケティング勉強会の第2弾を開催しました。講師は前回に続いて、経営企画室の佐野が担当します。

7月30日に開催した第1回では、「3C分析」をテーマに、顧客・自社・競合の3つの視点から市場を捉える考え方を学びました。今回のメインテーマは、その分析結果をもとに「どの市場を選び、顧客からどのように認識されたいのか」を考える「STP分析」です。

勉強会で学んだ内容は、知識として理解するだけでなく、今後のおうちのリフォームの経営方針づくりに活用していきます。若手社員も会社のこれからを考える一員として参加し、実際の市場や自社の状況と向き合いました。

前回の「3C分析」を振り返る

勉強会は、前回取り組んだ3C分析の復習からスタートしました。

3C分析とは、「Customer(顧客・市場)」「Company(自社)」「Competitor(競合)」の3つの視点から、事業を取り巻く状況を整理する分析方法です。

・Customer(顧客・市場):顧客は何に困っているのか。何を求めているのか。

・Company(自社):おうちのリフォームには、どのような強みがあるのか。そして弱みがあるのか。

・Competitor(競合):お客様から比較される競合には、どのような特徴があるのか。

前回の勉強会では、こうした問いを通じて、自社だけを見るのではなく、市場全体の中でおうちのリフォームを捉えることの大切さを学びました。

今回のSTP分析は、3C分析で集めた情報を、具体的な方向性へとつなげていくためのものです。

「分析を行って終わり」ではなく、3C分析で把握した顧客・自社・競合の状況をもとに、「私たちは誰に、どのような価値を届けていくのか」を考えていきます。

カフェ市場を例に、STP分析を学ぶ

STP分析は、「Segmentation(セグメンテーション)」「Targeting(ターゲティング)」「Positioning(ポジショニング)」の頭文字を取ったものです。

初めて聞くと難しく感じられる言葉ですが、今回は若手社員にもイメージしやすいよう、身近なカフェ市場を事例にして説明しました。

まず、セグメンテーションでは、市場にいる顧客を、利用目的や求める価値などによっていくつかのグループに分けます。

カフェを利用する人の中にも、「短時間で気軽にコーヒーを飲みたい人」「静かな空間で仕事や勉強をしたい人」「友人との会話を楽しみたい人」「価格よりもこだわりの味や空間を重視する人」など、さまざまな顧客がいます。

次のターゲティングでは、分けた市場の中から、自社が特に価値を届けたい顧客層を選びます。

そしてポジショニングでは、選んだ顧客から「どのような店だと思ってもらいたいのか」「競合との違いを、どのように認識してもらいたいのか」を明確にします。

身近なカフェを題材にすることで、参加者は、STP分析が単に顧客を分類するための方法ではなく、自社が進む方向を明確にするための考え方であることを学びました。

おうちのリフォームのSTPを考える

基本的な考え方を学んだ後は、実際に「おうちのリフォーム」のSTP分析に取り組みました。

どのような基準でリフォーム市場を分けるのか。その中で、おうちのリフォームが特に価値を提供できる顧客は誰なのか。そして、その顧客から、どのような会社として認識されることを目指すのか。

カフェ市場の事例では理解できた内容も、自社の事業に置き換えると、簡単には答えが出ません。

おうちのリフォームのセグメンテーション図をみんなで考えています。事例を聞くと分かったような気がしますが、自社のことになると、なかなかイメージが湧かない…(困)

リフォームを検討する理由は、住宅設備の老朽化、家族構成の変化、住まいへの不満、将来への備えなど、お客様によって異なります。工事の規模も、部分的な修繕から大規模なリノベーションまでさまざまです。

また、自社が提供できる価値についても、施工内容や価格だけでなく、提案力、対応力、デザイン性、地域とのつながり、グループ会社との連携など、複数の視点があります。

参加者からさまざまな意見が出される一方で、それらを適切な言葉にまとめることに苦戦する場面もありました。

「思いつき」ではなく、事実から考える

今回の分析では、講師側が議論を先導しながら、参加者と一緒に内容を整理しました。

特に重視したのは、出された意見が実際の市場や顧客、自社の状況に即しているかを確認することです。

マーケティング分析では、魅力的に聞こえる言葉を並べるだけでは、実際の方針にはつながりません。「そう思う」という感覚だけで判断せず、顧客の声や市場の変化、自社の実績、競合の特徴など、確認できる事実をもとに考える必要があります。

また、誰にでも当てはまる表現では、目指す方向が曖昧になります。すべてのお客様に同じように選ばれようとするのではなく、自社の強みを最も活かせる顧客や市場を見極めることが重要です。

適切な言葉がなかなか見つからなかったことも、今回の勉強会における大切な学びの一つとなりました。言葉にできない部分には、まだ十分に整理できていない問いや、追加で調べるべき情報が隠れています。

一人ひとりが分析した情報を次年度の経営方針書作成へ活かす

勉強会の最後には、片居木次長から参加者一人ひとりに分析課題が出されました。

それぞれが担当するテーマについて情報を集め、事実を確認し、自分なりの考察を加えていきます。

こうして集められた情報や意見を持ち寄り、9月から本格的な方針会議がスタートします。

次年度の経営方針書作成を片居木次長、杉田課長中心に進めていきますが、あくまで全員で考えた経営方針書作成を目指していきます。自分で考えた経営方針書には実行への熱意と責任が芽生えます。そして、将来の幹部候補育成にもつながっていくと考えています。

また、日々、お客様や現場に向き合っている社員一人ひとりの気づきや経験も、会社の方向性を考えるための重要な材料になります。

今回の勉強会は、若手社員がマーケティングの知識を身につけるだけでなく、自ら情報を集め、考え、会社の方針づくりに参加するための準備の場でもあります。

おうちのリフォームでは、今回の学びと分析課題を次回以降の方針会議につなげながら、お客様から選ばれ続けるために、誰に、どのような価値を届けていくのかをさらに深く考えてまいります。

前の記事へ 次の記事へ